おかげさまで毎年、恒例となりました感謝の集いも、今回で18回目を迎えることになりました。今回の講演では、認知症の人と家族の会兵庫県支部世話人で、八鹿の認知症カフェ 「ここあん」代表でもある山崎敬一氏をお招きし、「認知症になった妻からの贈り物」と題して、若くして認知症になられた奥様への介護体験を中心にお話していただきました。「最初はどう対処していいのかわからず、間違った、そして怪しい介護から始まり(怪誤)、介護保険による介護サービスに助けられ(介護)、現在では、介護する方もされる方もお互いが快さ(快互)を感じるまでになった。また、認知症の人と家族の会に入会し、介護者同士の情報交換や認知症についての研修会などで勉強したことで、大変勇気付けられるとともに、介護を辛いものではなく自分自身の生活の一部として行えるようになった。」とお話されました。
約200名強の参加者の皆さんは、山崎様の実体験を熱心に聴講され、講演会終了後のアンケートでは、実体験の話に感動し、とてもよい講演だった。また、参加者には実際介護されている方もおられ、勇気付けられ明日からも介護をがんばろうと思ったなど、好評でした。

オープニングのアトラクションでは、関西を中心にライブハウスやジャズバーなどで活躍しているグループQueen’s Tears Honey (キューティーハニー)の6名の女性による美しい歌声を聞いていただきました。楽器演奏がない音声だけの合唱であるアカペラグループで、参加者の皆さんは、清らかな歌声とハーモニーに聞き入っておられました。
参加者のアンケート結果でも、癒された、すばらしかったのでまた聞きたいなどの感想がよせられ好評でした。

認知症の講演とアカペラの歌声を楽しんでいただいた後は、地元ボランティアの皆様から参加者の皆様に、地元の野菜をふんだんに使用した「たらふく鍋」が振舞われました。