おかげさまで毎年、恒例となりました感謝の集いも、今回で17回目を迎えることになりました。今回の講演では、兵庫県健康福祉部参事認知症対策担当、加東健康福祉事務所所長の柿木達也先生をお招きし、約200名のボランティアの皆様、地域の皆様にご参加頂きました。
『認知症を地域で支えるために~再考 評価と支援~』をテーマに、100歳になれば、認知症となる確率は100%であるという説明に会場内は騒然となりました。認知症予防というのは、誰でもなりうる症状をゆっくりと後にずらしていく事であり、100%の予防策はない。何型の認知症か?という事より、先ずは認知症に気が付いてほしい。硬膜下血腫などを要因とした認知症は治る!と力説されました。
予防については、先ず、体を動かす事、次に頭を使うこと。運動、栄養、休養のバランスを上手に取り入れることである。
お帰りになる際に、「分かりやすく、良い話しだった」と好評のお言葉頂き、自宅での介護、将来への不安を抱えておられる方にとっては、「あ、そうなんだ」と思えるような講演でした。

オープニングのアトラクションでは、照福こども園による曲太鼓、お遊戯を披露して頂きました。可愛らしさ溢れる園児の演技に、力強さも感じられる曲太鼓をご披露いただき、素晴らしいひと時を過ごすことができました。

最後にお楽しみの時間として、朝来市出身の笑福亭鶴笑師匠にご出演いただきました多彩な芸風での落語に、笑いが会場内を埋め尽くし、楽しいひと時を過ごすことができました。アンケートでは、「鶴笑さんの落語に近年ない笑いを頂きました。」と皆さんご満悦でした。